中小企業（旅館・ホテル）の経営者がseoについて最低限知っておくべきこと

SEO（Search Engine Optimization：サーチエンジン最適化）という言葉は、このサイトに訪れている方なら皆さん聞いたことがあると思います。

旅館やホテルのサイトでも、殆どのところはSEOを意識しているようですが、みていると間違ったSEOをおこなっているところが非常に多いです。

そこで原点に帰るという意味で、SEOについて最低限知っておくべきことをまとめてみました。

それは何のためのSEOなのか？

サイトを運営していく上でSEOを意識するのは、「SEOで自サイトの売り上げを伸ばしたいから」、この一点に尽きると思います。しかし、最初は「売り上げを上げるための手段としてのSEO」だったのが、最近では「検索の順位を上げる」ことだけにやっきになっている人が多くみられます。

SEOはあくまで、「検索エンジンからサイトへの流入を増やすための手段」であって、順位を上げることがゴールではありません。自分のサイトの関連するビッグキーワードの順位だけにとらわれすぎて、全体が見えなくなっていませんか？

見るべきものは「キーワードの順位」ではなく、「サイト全体のアクセス数」、「サイトの売り上げの増減」、「直帰率」、「キーワードごとのコンバージョン」、「人気のページ」、「脱落ページ」など、沢山あります。大事なポイントは全てアクセス解析のページで調べられることです。（もしアクセス解析を入れていないなら今すぐに導入しましょう。Google Analyticsがオススメです。）
Yahoo!での検索順位にとらわれすぎて、「業者にお願いして、狙ったキーワードの順位はあがったけど、サイトの売り上げは上がらない」という方が多いのは順位しか見ていないからです。

大事なのは「サイトに興味のある人」のアクセスを増やし、そのお客様が興味をもってくれるようなサイトにし、最終的に売り上げ（予約）が上がるように各ページを最適化することです。

SEO業者に頼むその前に！

それでもやはりYahoo!などでの順位は良いにこしたことはありません。自分のサイトで一番売り上げにつながりやすいキーワードを見つけ、そのキーワードでYahoo!で上位表示できれば売り上げはぐっと上がります。

自分のサイトのSEOを自分で出来ればいいのですが、出来なければ業者に頼むしかありません。ここでもとても大事なポイントが一つあります。それは

経営者がSEOについて、最低限の知識があること

です。
自分でSEOをするにしろ、業者に頼むにしろ、必ず必要なのがSEOの基礎知識です。ある程度のことがわかっていないと、自分が頼むその業者が、正しいことをやっているのかどうかもわかりません。

なにもしらずにSEO業者にまかせているのは、大事なお店を何も知らない他人にまかすようなもので大変危険です。
その業者はもしかすると多くの客を呼び、売り上げを上げてくれるのかもしれませんが、もしかすると強引な手法で客を集め、店の裏ではクレジットカードの勧誘をしているかもしれません。そしていざ事態が飲み込め、やめようと思っても高額な5年ローンだけが残る・・・ということにもなりかねません。

お店でもインターネット上のサイトでも、一度信頼を無くすと元に戻すのは大変です。

「自分が頼んだSEO業者が何をやっているのか」、そのことが分からなければ業者にお願いするのはやめましょう。

幸い、SEOに関する知識の殆どはインターネットや書籍で手に入れられます。インターネットの世界は情報がすぐに古くなってしまうので、書籍よりも最新情報の入るインターネットで調べたほうが良いこともありますが、まだSEOについて殆ど知識が無い人にとっては、まずは本を読むのをオススメします。

本も沢山ありますが、オススメの一冊は
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
です。
この一冊だけ読めば、効率よくSEOの知識が手に入れられます。

旅館・ホテルの経営者がSEOについて最低限知っておくことのまとめ

• SEOはお客を増やす手段であって、検索順位を上げることが目的ではない
• SEOに関しての最低限の知識がないと業者にまかせるのも危険。身を守るために最低限の知識は必要。